第二種電気工事士の資格を取るのに何をやったら良いのか分からなかった私が実際に独学で取得した方法を紹介しましたので興味がありましたらお読みください。
参考になれば幸いです。
同じ様にすれば合格できると言う保証をする事では有りませんのでご了承下さいね。
受験申込み
受験申込方法は二種類あります。
(1)インターネットによる受験申込み
(2)書面による受験申込み
インターネットによる受験申込みはインターネットを利用して電気技術者試験センターのホームページからマイページの作成と受験申込みを行い、受験手数料(9,300円)を期限内に支払い手続きを済ませて完了します。
支払方法は、
銀行振込
クレジットカード決済
コンビニ決済
Pay-easy決済があります。
メリット:スマホでも申し込み可能。
マイページで申し込み状況や合否の結果が分かる。
受験手数料が書面による受験申込みより安い。
デメリット:特に無いです。
書面による受験申込みは受験申込書に必要事項を記入し顔写真を貼って、電気技術者試験センターへ郵送にて提出。受験手数料(9,600円)を、ゆうちょ銀行(郵便局)にて支払い完了。
メリット:インターネット環境が無くても申し込みできる。
デメリット:受験申込書に必要事項を記入するのが手間。
受験手数料がインターネットによる受験申込みより高い。
私はインターネット申込みをしましたので申し込みの流れを簡潔に説明しますね。
第二種電気工事士の資格を取得するにはまず初めに電気技術者試験センターにアクセスします。
◎次に電気技術者試験センターのマイページ(アカウント)を作成します。
☆電気技術者試験センターHPのトップページにお知らせがあれば申込みリンクがあります。
◎申込みページの個人申込欄の新規登録(初めての方)をクリックして画面表示に従って必要項目を入力して完了して下さい。
入力は間違えない様に注意して下さいね、私は住所を間違えて入力してしまい受験票がお隣さんに届いてしまいました!
◎インターネット申込み or ◎郵便申込み方法の案内
◎令和4年度 第二種電気工事士試験(国家試験) 受験案内
筆記試験 合格対策
受験申し込みが終わってから何をしたかと言うと、先ずは筆記試験の勉強なのですが…
筆記試験の勉強って何をどおするんだ?ってなりますよね!
結論から言いますと、過去問題を繰り返し解く事です‼
ここで使用するのが多くの皆さんが持っているであろう参考書的存在の
YouTubeと書籍の過去問題集です。
◎YouTubeでは第二種電気工事士筆記試験で検索すれば有難い事に筆記試験の過去問題を解説しているチャンネルがHITします。自分に合うチャンネルを見つけて勉強しました。
◎過去問題集はAmazonで中古品を購入しました。
最新でなくても中古で十分足ります。
(購入した過去問題集の解説が自分に合う合わないが有ります)
合格への近道は過去問題を繰り返し解く‼️
◎YouTubeで分かりやすく解説してくれているチャンネルが複数あるので自分に合うものを繰り返し見る。(仕事の休憩中や車の運転中に聞き流すだけでもOK)
◎過去問題集は自宅でじっくり解く。
◎講習は私はお金をかけてまで受ける気なかったのでどんなものか分からないですがオンライン講座やセミナーに参加するのも一つの手段かと思います。
第二種電気工事士試験「筆記試験のポイント」
筆記試験は全50問出題されて1問2点、60点以上で合格。
一問4択のマークシート方式。
20問間違えても合格なので合格の敷居は低く感じますね。
試験問題は一般問題30問程度、配線図問題20問程度と分類されているので極端な例ですが配線図問題が苦手なら全部間違えても合格できる可能性はあります。
苦手な分類問題は捨てる!
この考えでいれば気が楽じゃないですか!?
勿論目指すのは100点満点ですよー‼
筆記試験
◎実際の筆記試験の様子。 会場入り〜終了まで。
筆記試験は受験申込時に選択した試験地になり試験会場は選択できなく受験票に記入された場所にて筆記試験を受けます。私は中部地区の愛知県で愛知国際会議展示場(Aichi Sky Expo)でした。
また、試験は一部の会場を除き、午前・午後の2回に分けて実施され、いずれかを受験します。
(午前・午後の選択をすることはできません。)
試験会場には1時間前には到着できる様に準備して向かうことをお勧めします。
会場入りすると試験室案内の用紙が渡されて自分の席を受験番号と照し合わせて着席します。
試験開始時間までは過去問題のチェックしたりトイレに行ったりできます。
過去問題集をチェックしている人が多かったですよ。
試験開始時間に近づくとアナウンスが入り指示に従います。
試験開始時間になると問題用紙が配られますが指示があるまで開けません。
開いてしまい試験官に見つかると失格になります。
問題用紙デカい!
緑色のA4クリアファイルは比較対象で置いてみました。
試験問題は見覚えのある過去問題集の様に、あっ~このパターンね!って感じでしたが、数問は初めて見る問題も出ていたので焦りました!
全問答えた番号を問題用紙に〇を付けておき余った時間でマークシートと照し合わせて塗りつぶし間違いがないかチェックしましょう!
また、試験問題は持ち帰れるので答えを記入して持ち帰り自己採点できます。
試験時間が終わり指示に従って退出しました。
筆記試験 結果
筆記試験後凡そ3週くらいで合否の発表があります。
電気技術者試験センターのマイページで確認するか、はがきが届きます。
合格していれば技能試験の受験票が届き、筆記試験の結果が通知されています。
筆記試験が終わり自己採点すればその時点で合否は分かるのでその後の対応をしましょう。
自己採点して合格なら即実技試験の勉強を、
不合格なら次期の筆記試験合格に向けて勉強をしましょう。
◎合格
おめでとうございます! 即、技能試験の勉強開始!
◎不合格
次期筆記試験合格を目指して勉強をします。
試験で不正解だった問題を中心に復習、リカバリーしましょう。
技能試験 合格対策
筆記試験が終わってから約二ヶ月後に技能試験があります。
練習期間が短いので集中して練習しましょう。
技能試験は実際に工具、資材を使い設計図のとおりに回路を作成します。
実技試験とも言われてます。
技能試験は回路を作成するのですが一か所でもミス(欠陥)があると不合格になります!
欠陥と言っても許容範囲がありますのでそれを超えなければ良く範囲は広いので安心して下さい。
技能試験問題は予め全13問の候補問題として公表されており、候補問題の中から1問が試験に出題されます。試験当日までどの問題が出るか分かりません。
練習時間が一日平均2時間あるとして、2時間×60日間=120時間。120時間÷13問=約9時間。
9時間÷2時間=4.5日で1問を覚える事になります。
注意したいのが、合格発表後から練習すると技能試験までの期間が約三週間減ってしまいます!
技能試験合格の秘訣はとにかく資材、工具を扱って慣れる!
施工するにあたってルールはありますが回路を作成していれば自然と覚えるので資材、工具の扱いに慣れましょう。これに限ります!
先ず初めに
◎技能試験に係る「欠陥の判断基準」を理解する。
電気工事士技能試験(第一種・第二種)欠陥の判断基準と技能試験の概要と注意すべきポイント。
◎技能試験候補問題を入手
(電気技術者試験センターHPより)R3年度と変わらず。
◎工具セット購入
(私はAmazonでホーザンの工具セットを購入して使いました。)
練習をしていると配線処理などで工具があった方が良い事に気づき追加で[合格マルチツール・合格クリップ]の2点を購入しています。
合格クリップは作業効率UPするのでお薦めの工具です!
◎資材セット購入
(私はホームセンターや電気パーツ専門店で購入していました。)
資材は配線は勿論、コンセントやスイッチ等のパーツも買うのですが候補問題13問中で1個しか使わないパーツもありますので購入金額削減の為買っていませんでした。
なので4路スイッチは片切スイッチで代用してました。
Amazon・楽天市場で第二種電気工事士技能試験 練習用部材セットを買った方が時間をかけずに入手できるので楽です。
◎技能試験候補問題練習
YouTubeの電工試験の虎_ホーザンこのチャンネルで勉強してました。
(再生リストの第二種電気工事士技能試験 フル解説版)
◎講習会に参加する方法もありますが…
ネットで調べると電気工事士の技能試験の講習会が出てきますが、2日間で2万円位します。
筆記試験当日、会場外で講習会のビラ配りしていた様な…
経験していないので内容は分からないのでお薦めはしません。
◎YouTubeや資格本を使って工具の使い方や回路作成方法を覚え作業を繰り返します。
初めは複線図を描ける様になりましょう。
(回路図を覚える)
次に単位作業を覚えましょう。
(ケーブルの切断や被覆取り等)
単位作業が慣れてきたら候補問題(回路)を作成しましょう。
(回路作成が少し慣れたら作業する机のスペースを本番と同じ位にしてみましょう。)
実際に試験を受けられた方のブログで試験当日の机の作業スペースが狭いと書かれていたので気になっていたのですが忘れていました。
技能試験合格対策のまとめると、
筆記試験後即自己採点して合格なら技能試験の準備をする。
工具と練習用部材を購入する(候補問題13問各1回分)配線だけは2回分がおすすめ。
YouTubeで候補問題の解説をみて作成する。
技能試験に係る「欠陥の判断基準」を理解する。
ミスなく作成できるまで失敗を繰り返し練習をする。
(試験当日の机の作業スペースは横幅約80×縦幅約45㎝でした)
試験時間が40分なので30分で完成を目指しましょう。
技能試験
◎実際の技能試験の様子。 会場入り〜終了まで。
技能試験の会場も筆記試験の時と同様に現地の下見をお勧めします。
私は愛知大学名古屋キャンパス講義棟が会場になっていてGooglemapで調べたら、車で行くよりも電車で行った方が良い事が分かり一度下見に行ってみました。
試験当日は1時間前に到着して会場の入り口に行くと筆記試験と同様に試験室案内の用紙を受け取り受験番号と照し合わせて着席します。
着席すると試験詳細用紙が置いてありました。
入室して驚いたのはこの机で作業するのか!と言うくらいスペースが狭い事です!
ブログに書かれていた事を思い出しました!
会議室や学校によくある長机で3人掛けのタイプです。
この長机真ん中に1人のパターンと左右で2人のパターンで座ります。
この時点で席の不平等がありますね!私は右側の席でした。
着席したら工具を出して机にスケールを張り付けてスタンバイしてました。
試験開始まで平常心を保とうとしてましたが筆記試験の時よりも緊張したのを覚えています。
材料確認時間になると試験の問題用紙、材料が配布されます。
問題用紙はA3の二つ折りなのでA4サイズになっています。
材料は箱に入っているので取り出して全てあるか確認します。
この材料確認時間の時にどの候補問題なのか分かるので頭の中で作成手順や注意点を思い出せると有利ですね。(候補問題No.3でした。)
実際の試験問題です。
試験開始になって問題用紙を開き作成開始します。
写真の問題用紙右下には青文字のはがきが置いてあるのは複線図を描いたので隠してあります。
複線図は問題用紙の余白部分に描けます。
私の手順は、
1.複線図を描く
2.ケーブルを切断して被覆を剥がす(全て)
3.引掛けシーリング部分作成
4.ランプレ部分作成
5.コンセント部分作成
6.スイッチ部分作成
7.端子台部分作成
8.ケーブル部分作成
9.完成 最終確認
この順番で作成に35分費やして最終確認を終えて時間内に完成。
初めは緊張で手が少し震えてた!あっという間の40分です。
試験時間終了してから札に自分の名前を記入して作成した回路に付けます。
順番に呼ばれ退出して試験終了でした。
この候補問題の引掛けシーリングの向きが問題用紙では横向きになっているのに対してYouTubeや書籍では縦向きで完成させています。
普通に作成すると引掛けシーリングは横向きになるのですが、そのままだとこの問題では縦向きになってしまい図面通りに完成しないので欠陥になるのではないかと疑問に思うと思いませんか?
私は図面通りではなく欠陥になるのが心配で図面通りに引掛けシーリングの向きを合わせて完成させました。
技能試験合否
年が明けて1がつ29日に電気技術者試験センターのマイページで合否の確認をしました。
緊張の瞬間です!
よっしゃー!合格しています。1月31日には結果通知書が届きました。
◎合格
おめでとうございます! 即、免状の申請をしましょう!
◎不合格
次期技能試験合格を目指して回路作成の練習をします。
苦手な作業を中心に練習して合格を目指しましょう。
免状申請
技能試験合格通知が届いたら即免状の交付申請をしましょう。
申請書を出してから早くて2週間、遅いと2か月かかったという方もいますし、後回しにすると面倒になるので最後のひと手間を即済ませまてしまいましょう。
正直、面倒でした!( ´艸`)
◎申請方法
申請書は技能試験会場で渡されているのでその用紙に必要事項を記入、収入証紙貼り付け、顔写真貼り付けして書く都道府県に申請します。
申請用紙を失くしてしまっても電気技術者試験センターの都道府県庁免状窓口でDL出来ますので確認して下さい。
免状申請して約3週間で免状が届きました。
これで第二種電気工事士としてデビュー出来ます。
免状は用紙をラミネートしてカットしてあるだけの物でペラペラです。( ´艸`)
最後までお読みいただきありがとうございます。
第二種電気工事士の資格取得は激ムズな試験ではなく合格率の高い試験と思いますので所得を検討しているならチャレンジしちゃいましょう。
解かりずらかったかとは思いますが独学で合格できました。