会社で教えてもらえなかった保険制度


何十年も会社員勤めしていて初めて聞いた保険制度が「傷病手当金」です。

この制度を知ったきっかけは仕事仲間と持病のオペで少し長く入院するから休んだ日数分の収入が減ってしまうのが困るわ!医療保険入ってるから無しよりはマシだわ!

なんて話してたら「傷病手当金」申請すればいいじゃんって!

???初めて聞いた言葉だから???何それってなりますよね!

傷病手当金って?

傷病手当金は、勤務中以外の病気やケガで仕事ができない状態で会社を休んだ時に給付される手当です。

会社を休んだことで収入が下がる、又はなくなってしまうことで経済的に生活に支障が出ないように、給与のおよそ2/3の金額が支給されます。

傷病手当金は会社員のみ対象

傷病手当金は健康保険の制度のひとつなので、勤務先で社会保険に加入している人が対象です。
自営業やフリーランスが加入している国民健康保険、75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度では対象になりません。

傷病手当金の対象者
組合管掌健康保(組合健保)
※加入者本人のみ
全国健康保険協会(協会けんぽ)
共済組合
船員保険

傷病手当金の受給条件

受給するには、次の4つの条件すべてを満たす必要があります。
1.業務外の病気やケガであること。

2.仕事ができない状態であること。

3.4日以上連続して休んでいること。

4.給与の支払いがないこと。

傷病手当金の受給期間は最長1年6カ月

傷病手当金が支給される期間は、最長1年6カ月です。

傷病手当金の受給金額は?

1日あたりの傷病手当金額は支給される前までの12カ月間の給与(標準報酬月額)の平均額を30日で割っておおよその日給を算出し、その2/3が、1日あたりの傷病手当金額になります。

ザックリな説明なので詳細は「全国健康保険協会」協けんぽ をご覧下さい。

この制度は病気やケガで仕事を休んでしまった時の経済的補填になります!民間の生命保険、医療保険などに加入していなくても公的な補助を受けられます。